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写真・図版
岡村靖幸(左)と斉藤和義=佐々木コウ氏撮影

 岡村靖幸と斉藤和義が組んだユニット「岡村和義」が約1年半ぶりに復活、新曲「愛の匂い」を配信リリースし、東名阪ツアーを実施。その東京公演(24日、昭和女子大学人見記念講堂)を見た。

 ファンキーでテンションの高い楽曲とライブに定評のある岡村と、飄々(ひょうひょう)としたキャラで「ずっと好きだった」など人気曲を持つ斉藤は、対照的なアーティスト。バンドではなくキーボードとギターが加わるだけのシンプルな編成で、2人それぞれのソロとユニットでの演奏による3部構成で、個性の違いを示しながら2人が組んだ面白さを示すステージになっていた。

 まずは岡村。ワンマンに比べれば簡潔な演奏だが、マイクを手に歌い踊る様子はワンマンと変わらずパワフル。熱っぽい緊張感を途切らせない。観客も総立ちで楽しんでいる様子で最後の「だいすき」は大合唱に。

 ついで斉藤が登場。アコースティックギターの弾き語りで始め、軽妙なトークを挟んで進めて行く。そんなマイペースぶりで観客を和ませながらも、ギターとキーボードを加えた「やさしくなりたい」などには大きな拍手が送られた。

 対照的な個性の2人だが観客は同等に楽しんでいる。3部は岡村がベース、斉藤がドラムを演奏する「春、白濁」からスタート。ラフなバンドサウンドが生々しく2人の歌を伝えてきた。こうしたロック調の曲を岡村が歌うのが新鮮だし、斉藤が岡村の好きなプリンス風のギターソロを弾いた曲もあり、新曲「愛の匂い」も大いに観客を沸かせていた。

 友達づきあいから始まったというだけに肩の力が抜けているが、2人のひとかたならぬ存在感と個性が融合する面白さが存分に伝わったライブだった。(今井智子・音楽評論家)

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 <おことわり>当初配信した記事で、斉藤和義さんのステージについて「缶ビールを飲みながら軽妙なトークを挟んで進めて行く」としていましたが、斉藤さんが飲んでいたのはお酒ではありませんでした。当該箇所を削除しました。斉藤さん、関係者の皆様におわびいたします。

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